LookerとZapierを連携して、LookerからNotionに新しいアイテムを追加する方法 #looker
データプラットフォームとして活用されるLookerですが、LookerでLooker Actionsという機能を利用できるのはご存じでしょうか?Looker Actionsを利用すると外部のサービスを連携できるので、Lookerのデータを外部サービスに送ることができます!今回は、Zapier経由でNotionに新しいアイテムを追加するアクションを試してみました!
ユースケースの設定
今回は、Lookerで分析した顧客リストを、重要顧客としてNotionに登録することを想定して進めていきます。
データを受け取るNotionの準備
- 今回は、Notionのデータベースにアイテムを追加していきますので、まずはNotionのデータベースを新たに作成しました
- 重要顧客リストデータベースに
名前
の列だけセッティングし、ここに顧客のメアドを追加していこうと思います
Lookerでの準備
ActionsからZapierを有効化する
- 管理者メニューの「操作」から、ZapierのActionを有効化します
データの準備
- ZapierのアクションはLookかExploreからのデータを送信できますので、まずはLookを作成します
- 今回は、直近10日以内に800$以上の購入があったユーザーを抽出するLookを作成しました
Zapierの設定
Zapの作成
- まずはZapの新規作成画面からTriggerを選択します
- TriggerはWebhooksを選択
- そして、eventはCatch Hookを選択してContinueします
- Triggerのタブの設定は無視して、Testタブに行くとwebhook URLが掃き出されています
- このURLをコピーし、一度Lookerへ戻って送信テストをします
Lookerで送信テスト
- 先ほど作成したLookに戻り、歯車マークから送信を選択します
- 送信設定画面で、以下の通り設定します
- 送信先:Webhooks
- Webhook URL:先ほど取得したURL
- 形式:JSON — Simple
- 設定が完了したら、そのまま送信します
Zapierの設定に戻る
- Lookerでのテスト送信が終わったらZapierでTest Triggerを行い、データが送信されてきていることを確認します
- 問題なければContinue with selected recordを選択し次に進みます
- ContinueするとActionの設定画面に移りますので、Notionを選択します
- Actionの設定画面では、Creat Database Itemを選択します
- 続いてNotionとのアカウント連携画面に移りますので、画面の指示に沿ってアカウントを連携します
- 次にActionの設定画面から、先ほど作成したデータベースを選択します
- データベースを選択すると、データベースのプロパティが出てきます。今回は
名前
にデータを入れたいので、テストデータで受け取ったJSONの値からメールアドレス
を探し出し、選択します
- そのままcontinueしてTestしてみると、この時点でNotionにデータが追加されているのがわかります
- 挙動が問題なければ、作成したZapをPublishして完成です
実際にLookerでの分析データを送信する
- 今回は、3月の利益が$250以上だったユーザーを抽出しました
- 先ほどと同じ手順で、Lookからデータを送信します
- Notionで確認すると、データが送信されデータベースに追加されているようでした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。Zapierを使うと、色々なツールと連携できるのが非常に便利ですね。とはいいつつ、送信の度にWebhook URLを入力する手間もあったりするので、ここは何とか回避できないのか頭を悩ませていました。(もしかしたらカスタムアクションを作成すれば回避できるかも?)なにかいい方法が見つかればまた記事にしたいと思います。